定年退職後ハローワークに行ってするべきこと①

定年のこと

 会社を辞める時に雇用保険いついての説明もあり、失業給付の受給を希望される場合はハローワークへ相談してくださいと言われました。

 会社から受け取ったハローワークの資料には「就職したいという積極的な意志といつでも就職できる能力があり、積極的に求職活動を行っているにもかかわらず、就職できない状態にある人」が受給資格があるようです。

 はたして60歳で定年退職を選択したわたしは受給資格があるのかどうか。ハローワークに行ってみることにしました。

雇用保険料

 ハローワークの資料を紐解くと、わたしは一般の離職者で20年以上雇用保険を払い続けていたので150日の給付資格があります。給付日額は7000円くらいなので150日とすると100万円くらいになります。

 雇用保険をいくら納めていたのか考えてみると、雇用保険料は給与額の0.9%(0.6%が会社負担、0.3%が労働者負担)。仮に生涯年収が2億円だったと仮定すると180万くらいの雇用保険料を払っていたことになります。

 「積極的に求職活動を行う」ことができるかどうかはハローワークで相談することにして、せっかく雇用保険料を払っていたので(ほぼ認識はできていなかったけれども)、資格があるなら給付を受けて老後生活の足しにしたいな思いました。

 ちなみに現在の制度では65歳以上で退職した場合は給付日数は50日です。代わりというわけではなのかもしれませんが、高年齢雇用継続給付というのがあり、継続雇用で働いて給与が減った場合に給与の最大15%が給付されます。ただし退職前賃金月額の75%未満にならなければ給付されず、15%の満額となるのは退職前賃金月額の60%以下です。

 定年退職か継続雇用か、まだ悩んでいた時に高年齢雇用継続給付というのもあると聞いて、財源はどうなっているのだろうと漠然と思っていたのですが雇用保険だったのですね。退職すればもらえる権利のあった失業給付分を分割でもらっているわけです。

失業認定

 まず最初に会社から渡された「雇用保険被保険者証」と大規模経営労務管理事務所から送られてきた「雇用保険被保険者離職票」を持ってハローワークに行くと、その日が受給資格決定日となり、4週間後を初回認定日に指定されました。

 そしてその後4週間ごとに認定日があり、その認定日ごとに失業状態であることの認定を受けなければなりません。「積極的に就職活動を行っている」ことを認定してもらうことで給付が決定します。

 この認定日というのは、怪我して入院したり、親族が死亡したり、よほどのことがないと変更できないことになっています。そして認定日に行かないと給付がストップします。 

 さて最初にハローワークに行った時に、初回認定日の決定とともに、雇用保険説明会(初回講習)の案内を受けて、別の日にあらためて説明会を受講しました。

 失業認定を受けるためには「積極的に就職活動を行っている」を示すために「求職活動実績」を2回行う必要があるのですが、初回認定日に限り1回で良くて、雇用保険説明会も「求職活動実績」として認めてもえらえるます。

 ということで、初回認定日は問題なく認定されて、待機期間7日間を除く3週間分の21日分の失業給付を無事に受給することができました。

求職活動実績としての職業相談

 初回認定日は無事に済んだものの、次回4週間後の認定日までに2回求職活動実績を残さなければなりません。

 どうしようかと悩んでいたところ、初回認定日に認定の係の人から、この後職業相談窓口に行って相談をすれば次回認定の求職活動実績の1回になるので行ってくださいと言われました。どうやら全員にそのように案内しているようで、明文化はされていませんが、認定日当日に職業相談を受けて次回認定の活動実績のうちの1回とすることはシステム化されているようです。

 実際に認定申請の後、職業相談の窓口に行ってみると認定日の方ですねと確認されて、希望とかいくつか確認を受けたり、わからないことをいくつか質問をして職業相談(求職活動実績)として認めてもらうことができました。

 ハローワーク主催のセミナーや関連施設の説明会を受講することで求職活動実績として認められるので、ポリテクセンター(職業能力開発促進センター)の受講生募集説明会に参加して、2回目の活動実績となり、2回目の認定日も無事に認定されて4週間28日分の失業給付も受けることができました。

 このポリテクセンターは結構おもしろくて、有益な施設だと感じました。行った時のことはまたあらためて書こうと思います。

高齢者就職活動の悲しい現実

 3回目の認定日に向けて、今度はハローワーク主催のセミナーで60歳以上対象の「シニア向け就活セミナー」を受講しました。

 そこで面白い話というか悲しい話を聞きました。まず60歳以上が応募可能な求人で正社員はほとんどなくパートかアルバイトになり、有効求人倍率も1を大きく下回るということ。当たり前と言えばそれまでですが、年金支給が65歳になり、70歳までの雇用が努力義務と言っても、ハローワークという最前線では60歳を超えれば悲しい現実が待ち受けているということです。

 あと高齢者の就業理由が、高齢になるほど経済的理由より健康とか生き甲斐とか理由が増えてくること。ハローワークで求職している人も経済的理由で求職している人ばかりではなく、自分の健康や楽しみのために職を探している人もいるわけです。これはわたしにとっては意外でした。

 わたしもはたして自分が「積極的に求職活動を行う」人に該当するのかどうかモヤモヤしているところもあったのですが、経済的な問題で1日も早く職を見つけたい人ばかりではなく、健康や楽しみのための職を探している人も一定数いるのだと考えれば、わたしも該当しそうだと思えました。

雇用保険制度とは

 雇用保険制度は全給与所得者の給与額の0.9%(職種によって違う場合もあり)もの保険料を集めています。労働保険特別会計をみるとわかりますが、年間1.1兆円にもなります。

 そのお金はおもには失業給付として支出されますが、他にも様々な雇用安定事業に使われます。ハローワークもポリテクセンターもそのお金で整備運営されているわけです。

 ハローワークへ来なければ、そんなことも気づかないでいたわけですから、社会勉強としてもハローワークに来てよかったかもしれません。

 会社員で仕事ばかりして世の中のことには無知で我ながら情けないものがあります。

 まだ7週間49日分だけしか失業給付を受けていないので、今しばらくいろいろと考えながらハローワークに通ってみようと思います。

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